シルバー世代の方で、約3年前から私のところに通ってきている方がおられます。
コロナ禍がきっかけの一つ。
お孫さんたちも私のところに通っておられましたので、「いつかはピアノを習ってみたい」と思っておられたそうです。
なんとも素晴らしいのは、少しでも時間を見つけては、毎日ピアノに向かっておられることです。
いつでも好きな時に弾けるようにと、ピアノを置く部屋も変えられたとか。
つい先日のレッスンでも「1日の生活にピアノを弾くというリズムができて、楽しいの。そして、弾けるようになってくると、どんどん楽しくなってきて、もっと弾いてみたいと思うようになってくるのよ。思い切って習ってよかった。」とお話ししてくださいました。
何よりもご自分の生活を楽しんでおられる、その中に「ピアノを弾く」ということを織り込んでくださっていることは、本当に嬉しい限りです。
そして、人生では私よりはるかにたくさんの経験をなさってきた方なのに、果敢に挑戦し、真摯に音楽に向き合っておられる姿は、とても尊いと思います。
「やる前にあれこれ考えるより、思い切ってチャレンジするって大事ね。こうなると、年齢は関係ないのよ。」
この言葉は、もうピアノに限らず、立派な人生訓です。
最近「老後とピアノ」(稲垣えみ子著 /ポプラ社)という本を見つけて、読んでみました。
ピアノを習うきっかけやレッスンの内容などは、前述の生徒さんとは異なりますが、通じるものがあると思いました。
音楽に限らず、「やってみたい」と思った時がチャンスなのかもしれませんね。
音楽プロジェクト「21あぽろん塾」は、幼稚園児からシルバー世代の方まで、それぞれの個性と目標に合わせてレッスンをしています。
「習ってみたい」
そう思ったら、まずはお気軽にご相談ください。
『日々の生活の中に音楽がある』
そのお手伝いをさせていただきます。
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