音楽家もアスリートだったりして、、、、

先日フィギュアスケートの羽生結弦さんが、今後はプロのアスリートとしてスケートを続けていくという事の記者会見をされましたね。

私は、夜のニュース番組で会見の模様を視聴しました。
会見を見て、競技会からは離れても、羽生結弦さんの素晴らしいフィギュアスケートはまだまだ見られることにホッとしましたし、自分自身をさらに超えていこうとする羽生結弦さんの素晴らしい決意に感動してしまいました。

アスリートとして、自分の表現をどこまでも追求していく。。。

音楽家もスポーツのアスリートと似ている部分があるのではないか、と私は日頃から思っています。
もちろん音楽家は、スポーツと同じような身体能力を鍛えているわけではありません。

私の場合、ピアニストですから、常にピアノの前に座ってピアノを弾いています。
特に、ピアノを弾くための筋トレや走り込みなどはしていないです。
明らかに運動不足の類に属しています(笑)

私のような演奏家は、日頃、自分の表現のために必要なテクニックを磨き、より良い表現方法、曲のもつイメージに適した音色を探り、自分の理想とする音楽を探究しています。

コンサート演奏中は、ほぼ2時間以上、耳と感性はもちろんのこと、実は全身をフル活用しているのです。
コンサート中だけではなく、準備期間中は、作曲家の思いや自分の目指す音楽のために、かなりの時間と体力、気力、集中力を費やしています。

羽生さんの4回転半に向けての血の滲むような練習とは比べ物にならないかもしれませんが、同じように自分の全てと向き合い、丹念な練習を繰り返しています。

私は演奏の立場から考えていますが、作曲家も音楽学研究家も音楽教育家も、音楽に携わっている人は皆それぞれの分野で、自分の内面と対峙しながら、自分の目指す音楽や理想とする音楽に、より近づこうとしているのではないかと思います。

羽生結弦さんのプロアスリートとしての生き方。。。
おおいに参考にしながら、私も切磋琢磨です(^^)

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